炭素繊維


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ビジネスの可能性が拡がる

いま、新しい産業用素材として世界が注目し、その開発が進んでいるものに、炭素繊維複合材料があります。これは、石油化合物からつくるアクリル繊維などを高温で焼いた炭素繊維に樹脂を混ぜた材料のことで、鉄の約10倍以上の比強度をもち、アルミなどの軽い金属と比較しても軽量なことが特徴です。軽くて丈夫な素材であるため、多くの産業での活用が期待できます。
そんな産業界を大きく変えるほどのインパクトをもつ炭素繊維に、私たちは10年以上前から着目。福井県・IHIグループ、㈱ミツヤの3者で航空機のエンジン部品を製造するプロジェクトに取り組み、平成26年12月にエアバス社が製造する新型旅客機「A320neo」のエンジンに当社で製造する炭素繊維複合材料基材(薄層プリプレグシート)が採用されました。この「A320neo」は、すでに商業運航を開始して世界の空を飛び回っています。

[開繊プリプレグシート(熱可塑性樹脂炭素繊維強化複合材料) ]

福井県の特許である開繊技術を用い、薄く均一に開繊された炭素繊維と樹脂を合わせることで、従来品の厚み120~200umに対し、40um以下という薄層化を実現したプリプレグシートです。

炭素繊維4

炭素繊維1

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